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  • 執筆者の写真Shin Hagimoto

Apple Vision Pro

更新日:2023年8月22日


Apple Vision Proを装着している男性


AppleがAR、VRの体験について真剣に取り組んだ結果だと感じました。



単に実在の景色の中に何らかの情報表示を重ねるというだけではなく、それをユーザーが簡単に扱うためにどのような操作体系が必要か、周りにいる人との関係性を考慮した場合に、Apple Vision Proユーザーにはどのように見えるべきか、周りの人からはどのように見えるべきかなど、AR、VRの体験を提供するために考えるべきことが一通り、整理された形で示されていると思いました。

今後、この手の製品やサービスを提案する上で、あるいは評価する上で、Apple Vision Proは指標というか基準というか、リファレンスになるだろうと思います。



ハードウェア的には、単なるメガネ型ディスプレイではなく、カメラやマイクやその他のセンサーだらけなのも、そういった体験を実現するために必要なスペックなのでしょう。



ただ、このようなゴーグルを装着するという縛りは相当なものですし、金額もなかなかに高いので、それを超えてでも体験したいほどユーザーにとって魅力的かどうかが気になるところです。

Apple Watchは、本来何でもできる汎用コンピューターですが、Appleはどちらかというと健康管理という分野をアピールしている気がします。Apple Vision Proも特にメリットがある分野で推して、まずはその分野での定着を目指さないと厳しいのではないかと思います。その場合、やはり手っ取り早いのはエンターテインメント分野でしょうか。



あとは、今回の基調講演ではApple Vision Pro使用シーンのイメージビデオでプレゼンしていましたが、真の体験価値は実際に使ってみないとわからないと思います。当然今後はApple Storeなどでのデモや展示品の試用などで事前に体験できるようにするのでしょうが、もっと思い切ったプロモーションが必要な気がします。私には、低価格でのレンタルぐらいしか思いつきませんが。



正直言って、Apple Vision Proがヒットするのか、定着するのか、私にはまったく予想できませんし、個人的には厳しいような気がしていますが、それでも、今後の動向から目が離せない、注目に値する製品だと感じました。


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